
前日『弱いヒーローClass 1』の感想を語ってみました。
私は、このドラマをサイダー(사이다, スカッとする)とラマとして観始めたと話しましたが、なぜかというと原作はスカッとするからです。
しかし、ドラマはやや重厚な雰囲気を演出し、人間の心理と現実的な姿を表現しています。
そのため、今日は『弱いヒーロー Class 1』のNetflixドラマと原作ウェブトゥーンとの違いをさらに詳しく説明します。ドラマは原作のエッセンスを取り入れつつ、いくつかの重要な要素をアレンジしています。以下の点が特に異なっています。
ます。
まず、ストーリーの背景が、高校生(原作)から中学生(ドラマ)に変わりました。 そのため、ドラマを原作のプリクエル作品と見る人も多いです。
ストーリー構成とペース

📚 原作:原作のウェブトゥーンでは、主人公ヨン・シウンの成長が時間をかけて描かれ、彼がいかにして暴力的な状況に適応し、逆境を乗り越えていくかが重要なテーマです。シウンが学校の中でさまざまな敵と戦いながら成長する過程が、徐々に展開されます。
📺 ドラマ:ドラマでは、原作の全体的な成長物語をコンパクトにまとめ、1シーズン内でシウンの心の変化や戦いを中心に描かれます。
ドラマ版は、シウンの登場初期のトラウマを乗り越える過程に焦点を当て、特定の事件(友人との関係や学校内での対立)が中心となり、ストーリーのペースが加速されています。
キャラクターの違い
<ヨン・シウン>

📚 原作:自己防衛のために頭を使って戦うタイプ。アクションはより誇張されていてスタイリッシュ、そしてドラマチックで華やかな描写が目立ちます。
📺 ドラマ:暴力的な状況での戦い方が、よりリアルで戦略的に描かれています。
<アン・スホ>

📚 原作:ヨン・シウンがウヌジャン高校に進学するきっかけであり、彼のトラウマの原因でもあります。
中学生離れした存在で、謎の多いキャラクターとして描かれています。
例えば、クラスでの成績は25位でも、本気を出せば一気に学年1位になれるほどの天才として描写されます。
さらに、各種コンテストで受賞した賞金を学校の困っている子どもたちの支援に使ったり、性格は明るく、外見もヨン・シウンに引けを取らないイケメンとして登場します。
📺 ドラマ:もはや“オリジナルキャラ”といってもいいほど、原作とは大きく異なるキャラクターです。
優れた格闘センスと運動能力を持ち、短気だけど社交的で友達も多く、食いしん坊な一面も。
ただし、ヨン・シウンにトラウマを与える存在である点は原作と同じです。
<オ・ボムソク>

📚 原作:行動派な人物として描かれ、遠慮のない暴力やストレートな物言いで常にヨン・シウンに対して脅威を与える存在です。
アクションシーンでは彼の暴力性と強烈なキャラクター性が際立ち、戦闘や衝突が彼の主な特徴です。
📺 ドラマ:より戦略的で計算された行動が目立ちます。ヨン・シウンとの関係でも知的でずる賢い面を見せ、物理的な衝突よりも心理戦に強みを持つキャラとして描かれます。
そのため、ドラマではヨン・シウンを追い詰める手法がより頭脳的・心理的なものになっています。
アクションと戦闘スタイル

📚 原作:原作では、シウンの戦い方は基本的に「頭脳戦」が中心です。彼は周囲の人々と戦うために知恵を絞り、戦い方に工夫を凝らしています。戦闘そのものよりも、彼の「知恵」や「計画」の重要性が強調されています。
📺 ドラマ:ドラマ版では、シウンの戦闘がもっとダイナミックで肉体的になっています。原作の戦術的な戦闘に加え、実際にシウンが体を使って戦うシーンが増え、よりリアルで激しいアクションが展開されます。特に、シウンが自分の限界を超えて戦うシーンや、複数の敵との戦闘が映像的に強調されています。
テーマとメッセージ
📚 原作:原作ではシウンの孤立と成長が大きなテーマとなり、「孤独なヒーロー」「人間関係の難しさ」「弱さを乗り越える強さ」が深く掘り下げられています。シウンの成長は主に心理的な要素が中心で、彼がどのようにして人々とのつながりを作り、信頼を得ていくかが描かれます。
📺 ドラマ:ドラマでもこのテーマは引き継がれていますが、シウンの内面的な成長に加えて、彼が直面する暴力や友情の問題がより大きく描かれています。シウンが「友人を守るために戦う」という意志が強調され、そのために彼がどれほど自分を犠牲にするかが中心となります。ドラマでは、シウンの成長を描きつつ、彼が抱えるトラウマや過去との対峙が重要なポイントとなります。
原作とドラマの設定が違うのも、それぞれの魅力や面白さがありますね。
シーズン2をもっと楽しむためにも、今のうちにチェックしておくのおすすめ~!
なぜかというと、原作で人気の高かった「ナ・ベクジン」や「クム・ソンジェ」がでるからです!
なので気になる方は原作を先に読んでみるのもアリかも?😉
ドラマとはまた違った魅力が発見できるはずです。