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K-POP、ドラマを含め韓国全体的なトレンドを発信しているブログです。

国境を越えるエンタメ!日韓合作ドラマ&番組が増える理由とは?

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最近、韓国と日本の合作作品が数多く登場しています。以前は、韓国の俳優が日本のドラマに出演する程度のコラボが中心でしたが、最近では「韓国制作チーム+日本の芸能人」や「日本の出資+韓国制作・出演者」など、さまざまな形で共同制作が行われています。 

さらに、これまではドラマに限られていた韓日合作が、最近ではトロット系のバラエティ番組『日韓歌王戦』『日韓トップテンショー』の大ヒットをきっかけに、バラエティ番組にも広がりを見せています。それだけ、韓国と日本の文化交流がかつてないほど活発になっていると言えるでしょう。 

韓日制作会社の本格的な提携 

① スタジオSLL & テレビ朝日

『サムダルリへようこそ』『寄生獣:ザ・グレイ』『ヒーローではないけれど』『バッドランド・ハンターズ』など、話題作を手がけているスタジオSLLは、2024年5月17日、テレビ朝日とコンテンツビジネス分野でMOU(業務提携)を締結しました。

② CJ ENM & TBS

CJ ENMは今後3年間、TBSと地上波ドラマ3本以上と映画2本を共同制作する計画です。共同制作のドラマはTBSチャンネルで放送され、2025年には少なくとも1本のドラマがゴールデンタイムに放送されることが決定しています。

③ TV朝鮮 & よしもと興業

TV朝鮮は、日本の大手エンタメ企業「よしもと興業」とMOUを締結。また、2024年5月22日には子会社TV朝鮮E&Mが、NTTドコモの「スタジオ&ライブ」と『ミスタートロット・ジャパン』の契約を結び、2025年2月19日からLeminoで放送開始されました。

その上位入賞者は、現在韓国で放送中の『ミスタートロット3』の人気出場者とともに日韓合作バラエティに出演予定です。

④ カカオエンターテインメント & BABEL LABEL

2025年2月25日、カカオエンターテインメントは、日本の有力制作会社BABEL LABELとパートナーシップを締結しました。

両社はドラマや映画の新規共同開発のほか、ウェブトゥーンやウェブ小説などのストーリーIPを映像化するなど、多角的な協力を進めていく予定です。

初のプロジェクトとしては、藤井道人監督がメガホンを取る作品の共同制作が決まっています。藤井監督は、シム・ウンギョン主演映画『新聞記者』で韓国でも知られ、韓国映画『最後まで行く』やドラマ『知ってるワイフ』のリメイクにも携わってきましたが、韓国企業との本格的な合作は今回が初めてです。

⑤BIG OCEAN ENMの韓日共同ドラマ制作

2025年1月、『熱血司祭2』『財閥X刑事』などを手がけた韓国の総合エンタメ企業BIG OCEAN ENMが、日本の大手放送局と共同開発契約を結び、2026年の放送を目指してドラマ制作を開始しました。 

このドラマは、幼い頃に初恋だったものの誤解で離れたソウルの男性と大阪の女性が、大人になってコスメブランドのCEOとメイクアップアーティストとして偶然再会し、再び惹かれ合うというカラフルなヒーリングロマンス。クーパンプレイの『愛の後に来るもの』を手がけたキム・テヒョンプロデューサーが参加予定です。

韓日合作ブームの理由とは? 

① OTTプラットフォームの拡大

Netflix、Disney+、Amazon Primeなど、グローバルOTTの台頭により、韓日間のコンテンツ流通がより身近になりました。これらのプラットフォームは多国籍キャストや文化ミックスのコンテンツを好むため、国境を越えた作品作りが主流となっています。 

② 制作費の分担&グローバルファンの獲得

韓国ではコンテンツへの注目度が上がるとともに、制作費も高騰。そのため、中小制作会社は国外と手を組むことで費用の負担を軽減しています。 

また、韓国と日本は地理的にも心理的にも距離が近く、感情や価値観も似ているため、共同制作に向いた関係性です。韓国側にとっては日本進出と制作費支援、日本側にとっては韓国コンテンツの人気を活かしたグローバルファン獲得という、win-winの関係が築けます。

③ MZ世代の多国籍コンテンツ消費傾向

今の主要視聴層であるMZ世代は、国籍に関係なく「面白ければ観る」という柔軟な視点を持っています。韓国の若者は日本アニメやドラマを楽しみ、日本の若者はK-POPや韓国ドラマを好みます。 

そのため、政治的・外交的な背景とは別に、エンタメの現場では自由な交流が進んでおり、韓日合作はこの世代の心を掴む大きなカギとなっています。

 

このように、韓日合作コンテンツは単なる一過性のブームではなく、ひとつの制作スタイルとして定着しつつあります。 

異文化が融合することで、私たち視聴者にとってもより豊かなエンターテインメントを楽しめる時代が到来しています。 

コンテンツを通して距離が縮まる韓国と日本。今後どんなシナジーを見せてくれるのか、引き続き注目していきたいですね。

 

次回は、最近放送された、またはこれから放送予定の日韓合作作品についてご紹介する予定です。
本日も長い記事を読んでいただき、ありがとうございました!