
キム・スヒョンの所属事務所がキム・セロンさんの遺族側およびユーチューブチャンネル「カロセロ研究所」を告訴した後、しばらく静かになったかと思いきや、再び大きな波紋が広がっています。
今回の発端は、キム・セロンさんの遺族側と「カロセロ研究所」が、セロンさんが中学2年生の頃からキム・スヒョンと関係を持っていたとされる音声録音を公開したことでした。
その録音によると、キム・セロンさんは「キム・スヒョンと付き合っていた。私がそんなこと言っても信じてもらえないと思うけど、中学の頃から付き合ってて、大学のときに別れた。未成年のときから交際してた」と話していたといいます。
さらに、「でもキム・スヒョンとゴールドメダリスト(所属事務所)の人たちは本当に怖くて、何でもやるような人たちだから、絶対に秘密を守らなきゃいけない」と続けて語っていたとのことです。
彼女はまた、「今思えばありえないことだけど、中学生のときから利用されていた気がする。正直、私は彼の彼女だったのに、中学生のときから私がどうしてきたか全部知っているくせに、飲酒事故が起きたら、お金の前で私をまるで○○みたいに扱った。驚いたのは、彼が私との関係の時に撮った写真を見せてきたこと」と主張していたそうです。
また、この録音を所持していた情報提供者は深刻な生命の危機を感じており、実際に数日前、何者かに襲撃され命の危険にさらされる事態となったと主張しています。
以下は故キム・セロンさん遺族側の弁護士による記者会見文の全文です。
故キム・セロン遺族の法的代理人
法律事務所ブユ 代表弁護士 プ・ジソク
私は、故キム・セロンさん遺族側の法的代理人である法律事務所ブユのプ・ジソク弁護士です。
私たちは去る3月27日に記者会見を行いました。その理由は、故キム・セロンさんが未成年であった当時にキム・スヒョンと交際していたという証拠を提示し、論争に終止符を打つためでした。
また、遺族側はキム・スヒョンの謝罪を望んでいましたが、返ってきたのは遺族側を相手取った約120億ウォン規模の損害賠償訴訟および告訴、そして故キム・セロンさんが未成年だった当時に交際していた事実はないという虚偽の発言を繰り返しながら、捜査機関を通じて真実を明らかにするというキム・スヒョンの記者会見でした。これに対し遺族側は誠実に捜査に応じ、捜査機関の求めるすべての資料を提供してきました。
しかし、捜査機関を通じて真実を明らかにすると言っていたキム・スヒョンは、その言葉とは裏腹に証拠が捏造されたと主張し続けており、イ・ジンホをはじめとするユーチューバーも明確な根拠なくキム・スヒョンと同じ主張をしています。
同時にキム・スヒョンは遺族側に対する告訴を乱発しています。
それにもかかわらず、遺族側は捜査機関を通じて真実が明らかになると信じ、無対応を原則としてきました。
このような状況の中、最近遺族側を支援してくれている情報提供者は、彼が持っている重要な証拠を数十億ウォンで買い取るという買収の提案を受け、それを断ったところ、情報提供者の身に重大な脅威が加えられました。
このような差し迫った状況の中で再び記者会見を行うこととなった点について、ご理解をお願いいたします。
当日、遺族側は当法律事務所を通じてキム・スヒョンを児童福祉法違反および虚偽告訴罪で告訴しました。
児童福祉法第17条第2号は、児童に対してわいせつな行為をさせたり、それを媒介する行為、または児童を対象としたセクハラなどの性的虐待行為を行った者を処罰しています。
遺族側は、キム・スヒョンが故キム・セロンさんが中学2年の冬休みという未成年の時期から、わいせつな行為をさせたり、セクハラなどの性的虐待行為を行ったことを確認し、児童福祉法違反で告訴を進めました。
キム・スヒョンは故キム・セロンさんが未成年の時期から交際していました。それにもかかわらずキム・スヒョンは、事実を述べている遺族側を虚偽事実の流布による名誉毀損で告訴しました。
これに対して遺族側は、キム・スヒョンが遺族側を刑事処罰させる目的で虚偽の告訴をしたという容疑で告訴を行いました。
このような告訴とともに、ソウル地方警察庁に対して捜査依頼を行いました。
先に申し上げたように、情報提供者は刃物による襲撃を受けて命を失う危険にさらされました。捜査の結果、襲撃を行った者は米国に入国してから間もない朝鮮族であることが判明し、その朝鮮族を襲撃現場まで連れて行った者も同様に米国に入国して間もない韓国人でした。
これにより、その韓国人の正確な身元および襲撃の経緯などを捜査依頼しました。
情報提供者への身の危険だけでなく、最近では故キム・セロンさんの叔母の家周辺でストーキングが疑われる車両が目撃されています。
これにより、遺族側およびキム・セウィ代表に対する警察の身辺保護を切実に要請する次第です。