チンチャそれな?~K trend~のブログ

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単なるバーチャルアイドルではない、社会現象へ ~一緒にプルミョドゥロバよ(플며들어봐요)~

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※「プルミョドゥルダ」:PLAVE(プレイブ)と「スミョドゥルダ(슬며들다、染み込む)」を組み合わせた造語で、PLAVEのファンになっていく過程を意味する言葉。

 

 

 

以前、韓国のバーチャルアイドル「PLAVE(プレイブ)」が6月16日に日本デビューするというニュースをお伝えしましたが、今回はなぜ彼らが他のバーチャルアイドルとは異なり、グローバルに人気を集めているのかをご紹介します。

 

hallyutoki.hatenablog.com

話題沸騰中の男性バーチャルアイドルグループ

PLAVEは2023年にデビューした、韓国発の5人組バーチャルボーイズグループです。

グループ名の「PLAVE」は、「Play(遊び/演奏)」とフランス語の「Rêve(夢)」を組み合わせた造語で、「夢を叶えるために新しい世界を作っていく」という意味が込められています。

彼らは作詞・作曲・プロデュース・振付まで全てを自分たちで手がける“セルフプロデュース型”のアイドル。

韓国国内はもちろん、海外でも注目されており、2025年2月時点で全楽曲の累計ストリーミング数はなんと10億回を突破。デビューからわずか494日でMelonの「ビリオンズクラブ(累計10億ストリーミングアーティスト)」入りを果たしました。これはNewJeansの記録(498日)より4日早い最速記録です。

このように、PLAVEは一時的なブームで終わることなく、今も人気が上昇中の本格的なK-POPグループへと成長しました。

では、PLAVEがなぜ他のバーチャルアイドルと比べてこれほどまでに圧倒的な人気を誇るようになったのでしょうか?

他のバーチャルアイドルとは一線を画すPLAVE

日本には初音ミクをはじめ、宝鐘マリン、星街すいせい、KAF、Immaなど、数多くのバーチャルアイドルが存在しています。

AI技術の進化により、ある程度の知識と費用があれば誰でもバーチャルアイドルをプロデュースできる時代になりました。

(写真左から)ISEGYE IDOLとMAVE:

しかし、PLAVEは単なる技術の産物ではありません。他の韓国のバーチャルアイドルである「ISEGYE IDOL」や「MAVE:(メイヴ)」と比較しても、PLAVEは独自の強みを持っています。

① 世界最高レベルの技術力

PLAVEを手掛ける会社「VLAST(ブラスト)」は、世界トップクラスのモーションキャプチャ技術を保有しています。

 

社屋内には光学式モーションキャプチャスタジオが常設されており、リアルでダイナミックな動作を再現することができます。

この技術とUnreal Engineを用いたリアルタイム映像処理によって、ファンとの双方向コミュニケーションが可能な“バーチャルIP”を実現。

このシステムにより、PLAVEという「リアルタイムで会話できるバーチャルアイドル」が誕生しました。

K-POPとKウェブトゥーンの融合

多くのバーチャルアイドルが日本アニメ風のビジュアルを採用している中、PLAVEは韓国のウェブトゥーンスタイルのビジュアルで差別化。さらに、音楽はメンバー自身が作詞・作曲・振付まで全て担当しています。

韓国ではバーチャルアイドルという存在がまだマイナーだったため、当初は有名な作曲家に楽曲提供を頼むのも難しく、振付も「バーチャルだから」と軽く見られていたそうです。

そこで彼らは自ら制作する道を選びました。

  • 作曲・ディレクション担当:イェジュン、ノア、ウンホ
  • 振付担当:バンビ、ハミン

これが「セルフ制作型バーチャルアイドル」と呼ばれる所以です。

音楽性とパフォーマンスを兼ね備えたグループ

youtu.be

アイドルにとって最も重要なのは、音楽とパフォーマンス。バーチャルであるPLAVEは、特に音楽面に力を入れてきました。

例えば、代表曲『WAY 4 LUV』は叙情的なメロディとヒップホップを融合させた作品で、音楽番組で1位を獲得する快挙を成し遂げました。しかも全楽曲がメンバー自身による作詞・作曲です。

さらに、ダンスパフォーマンスもリアルアイドルに引けを取らないレベルで、これも高度な技術力があってこそ実現可能でした。

PLAVEだけの“ストーリー”

youtu.be

他のバーチャルアイドルと大きく異なるのが、「PLAVEのデビューまでのリアルなストーリー」です。

PLAVEは突然完成されたグループではなく、リーダー・イェジュンがノアとウンホを練習生として誘い、ウンホがバンビを、ノアがハミンを連れてきたことで結成されました。(実はアイドル経歴を持っているメンバーたちです~)

初期の彼らは視聴者数わずか30人(そのうち10人は事務所関係者)という状態で配信を行っており、弘大(ホンデ)でバスキングをするなどして自らの存在を広めようと奮闘していました。

こうした姿はYouTubeショートなどで公開されており、今でもファンにとって“涙腺崩壊エピソード”として語られています。

双方向コミュニケーションが可能なバーチャルアイドル

① ファンとの密接な交流

PLAVEの人気の大きな理由の一つが、リアルタイムでファンと会話できるという点です。

毎週2回、2時間にわたってYouTubeなどでライブ配信を行い、ファンと楽しく交流しています。

最近のトレンドやバラエティ番組のパロディも取り入れ、笑いと癒しを届けるライブは「エンタメ性の高さ」でも高く評価されています。

② バーチャルならではのハプニングが魅力

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ライブ配信中に発生する「バグ」も、ファンには「笑いのツボ」として楽しまれています。

実際、YouTubeには『PLAVEのバグ集』『メンバー別ラグ対処法』といった動画が数十万〜数百万再生されるなど話題となっており、一部ファンは「技術が進化してバグが減るのが寂しい」とまで言っています。

スキャンダルリスクの少なさも人気の理由に

最近、有名俳優の「未成年交際疑惑」が問題になり、ファンの間にも大きなショックを与えました。

推しのスキャンダルに精神的ダメージを受けた経験がある方も多いのではないでしょうか?

しかしPLAVEはバーチャルアイドルであるため、こうしたプライベートリスクが限りなく低く、安心して応援できる存在として支持されています。

 

PLAVEは、単なるバーチャルアイドルではありません。音楽性・芸術性を兼ね備えた“新しいK-POPの形”として、今後ますます注目を集めていくでしょう。

そして、そんなPLAVEがいよいよ2025年6月16日、日本デビュー!さらにアジアツアーも決定しています。

PLAVE 2025 アジアツアー日程

  • 2025年8月15日〜17日:ソウル
  • 2025年8月23日:台北
  • 2025年10月1日:香港
  • 2025年10月18日:ジャカルタ
  • 2025年10月25日:バンコク
  • 2025年11月1日〜2日:東京

※チケットの予約開始日や詳細は後日発表予定です。

 

PLAVEの止まらない快進撃、これからも心から応援していきたいですね!