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Netflix『広場』、期待以上の面白さ! チュ・ヨンウの初悪役への変身に魅了される

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※ ネタバレを若干含みます。ドラマをすでにご覧になった方、または内容を知っていても構わないという方のみお読みください。

 

 

一週間ぶりのご挨拶となるブロガーです。個人的な事情で一週間ブログをお休みしてしまい、お待ちいただいていた皆様には申し訳ありませんでした。

さて、今日はお話ししたくてうずうずしていた、まさにあの作品、Netflixオリジナルシリーズ『広場』の感想を語りたいと思います。

キャスティングのニュースを聞いた時から指折り数えて待っていたのですが、ついに公開されるなんて!興奮する気持ちを隠せません。

正直、期待が大きすぎたのでがっかりしたらどうしようと心配もしたのですが、とんでもない。期待以上に面白く、一気に完走してしまいました。それでは今から本格的に『広場』の魅力に一緒にハマってみましょう!

『広場』基本情報

  • 韓国語タイトル: 광장 (クァンジャン)
  • 英語タイトル : Mercy for None
  • 原作 : オ・セヒョン、キム・ギュンテ作の同名ウェブトゥーン
  • 配信 : Netflix
  • ジャンル : ノワール、アクション、犯罪、スリラー
  • 話数 : 全8話
  • 監督 : チェ・ソンウン
  • 脚本 : ユ・ギソン
  • 主演 : ソ・ジソブ、ホ・ジュノ、イ・ジュニョク、アン・ギルガン、イ・ボムス、コンミョン、チュ・ヨンウ、チョ・ハンチョル、チャ・スンウォン
  • 公開日 : 2025年6月6日

あらすじ

ソウルの二大犯罪組織「ジュウン」と「ボンサン」。ジュウンの中心人物だったナム・ギジュン(ソ・ジソブ)は、とある事件をきっかけに自らアキレス腱を切り、裏社会から姿を消す。

それから11年後、ジュウンのナンバー2だった弟「ナム・ギソク」(イ・ジュニョク)が謎の死を遂げたことで、ギジュンは復讐のために再び闇の世界へと足を踏み入れる。

弟の死の背後に巨大な陰謀が渦巻いていることを直感した彼は、事件の真相を暴き始める。その過程で、彼はかつて身を置いたジュウン派はもちろん、ライバル組織であるボンサン派とも戦わなければならない運命に直面する。

主な登場人物紹介

(1) ナム・ギジュン (ソ・ジソブ / 日本語吹替: 新垣樽助)

ギソクの兄。ジュウンとボンサンの二つの組織間のルールを作り、自らアキレス腱を切って裏社会から引退した伝説的な人物。しかし、弟の突然の死をきっかけに復讐を決意し、11年ぶりにこの世界に戻ってくる。

(2) ナム・ギソク (イ・ジュニョク / 日本語吹替: 小林親弘)

ソウルを二分する犯罪組織「ジュウン」の後継者。冷徹でカリスマ溢れる人物で、組織の利益のためなら手段を選ばない。しかし、謎の死を遂げ、事件の幕開けとなる。

(3) ク・ジュンモ (コンミョン / 日本語吹替: 新祐樹)

ジュウンのライバル組織「ボンサン」のボス、ク・ボンサンの息子。戦闘能力は全くなく、金で解決しようとする人物。腕の立つ人間を雇い、ナム・ギジュンの周りの人物を始末させ、平然と殺人を犯す悪質なサイコパス

(4)イ・グムソン (チュ・ヨンウ / 日本語吹替: 鈴木崚汰)

ジュウンのボス、イ・ジュウンの息子で検事。初めはジュウンに興味がないふりをしているが、後にジュウンだけでなくボンサンまで手に入れようとする野望が明らかになる。頭脳明晰で、力ではなく「戦略」で敵を倒そうとし、チャ・ヨンドによってジュウンの後継者の座に就く。

(5) イ・ジュウン (ホ・ジュノ / 日本語吹替: 世古陽丸)

ジュウンのボス。ナム・ギソクを自身の後継者にしようとしていたが、ギソクの死によりその計画は頓挫する。また、息子イ・グムソンの野望を知り、虚しい死を迎えることになる。

(6) ク・ボンサン (アン・ギルガン / 日本語吹替: 佐々木省三)

ボンサンのボス。息子ク・ジュンモはあらゆる悪行を重ね問題を起こすが、息子を思う父性愛は切実である。ナム・ギソクの死の本当の黒幕に気づき、ク・ジュンモに復讐しようとするナム・ギジュンを阻止しようと奮闘するが、その努力も虚しく死を迎える。

(7) チェ・ソンチョル (チョ・ハンチョル / 日本語吹替: 水内清光)

イ・ジュウンの右腕。しかし、後にはイ・グムソン側につく。

(8) チャ・ヨンド (キム先生) (チャ・スンウォン / 日本語吹替: 中村彰男)

二つの組織の利害関係を調整するミステリアスな人物。「キム先生」と呼ばれ、裏で絶大な影響力を行使する。本心の読めない表情と行動で、登場するたびに物語の流れを揺るがす。

主な記録

  • Netflixグローバルトップ10(非英語TV部門)で6位デビュー。
  • 6月7日時点で、韓国をはじめ香港、マレーシア、フィリピン、ベトナムで1位、日本では4位を記録。
  • ヨーロッパ19ヶ国、中南米22ヶ国、アフリカ7ヶ国、アジア23ヶ国でトップ10入り。
  • IMDb:★7.7/10

個人的な感想

(1) 人気俳優「チュ・ヨンウ」の悪役への変身

『オ氏夫人伝』、『重症外傷センター』の連続ヒットで人気俳優の地位を確立したチュ・ヨンウの初の悪役挑戦!この事実だけでも『広場』を観る理由は十分でした。特にこのドラマは『オ氏夫人伝』が公開される前に撮影を終えた作品だそうです。

そのためか、初々しさと荒削りな魅力を同時に持つ、ライジングスター時代のチュ・ヨンウの演技を見られるという点が、ファンの心をくすぐりました。善良な顔の裏に隠されたどろりとした欲望と残酷さを表現する彼の演技には鳥肌が立ちました。出番はそれほど多くありませんが、登場するたびに強烈なインパクトを残し、ドラマの緊張感を一気に高める役割を存分に果たしていました。

(2) 重い一撃が痛快なアクション

原作ウェブトゥーンのファンの間では、アクションに対する不満がかなりあると聞きました。しかし、原作を読んでいない私にとっては、ナム・ギジュン(ソ・ジソブ)の痛快なアクションがまさに「サイダー」でした。多勢に無勢で一方的に攻撃を浴びせるのではなく、重く節度のある動きで敵の急所を正確に狙う彼の戦い方は、リアリティを増し、没入感を高めました。

もちろん、後半に進むにつれてやられて倒れる姿に少しもどかしさも感じましたが、最終的に決定的な瞬間に重い一撃を放って敵を倒す時の快感は、そのもどかしさを一気に解消するのに十分でした。

また、全8話、1話あたり30〜40分という短いランニングタイムのおかげで、不要なストーリー展開がなくスピーディーに進み、アクションの爽快感を倍増させました。

(3) ウェブトゥーンから飛び出してきた男、ナム・ギソク(イ・ジュニョク)

原作ファンとドラマファンの両方から最も高い評価を受けている人物を挙げるなら、間違いなくナム・ギソク役のイ・ジュニョクでしょう。予告編が公開された時から「ウェブトゥーンからそのまま飛び出してきた」と評価されるほど、キャラクターとの完璧なシンクロ率を誇っていました。

実際に公開された後も、イ・ジュニョクが描き出したナム・ギソクは期待を裏切りませんでした。冷徹で理性的なキャラクターの姿を見事に演じ切りました。さらに、彼のハンサムなルックスとカリスマ、無駄のないアクションまで加わり、ファンの心はもちろん、私の心まで完璧に鷲掴みにしました。

(4) 味わい深い助演キャラクターたちの演技

ソ・ジソブ、イ・ジュニョク、チュ・ヨンウなど主演俳優たちの熱演も素晴らしかったですが、『広場』は味わい深い助演キャラクターたちの演技が加わることで、より豊かな作品になりました。

特に、Nクリーンの代表として登場するイ・ボムス(シム・ソンウォン役)と、ドラマの緊張感を高める人物「チャ・ヨンド」を演じたチャ・スンウォンは、登場するたびに画面を圧倒する存在感を放っていました。

キャラクターと一心同体になったかのような二人の演技は、まさに「鳥肌もの」でした。彼らの他にも、それぞれの持ち場でドラマの軸をしっかりと支えたすべての助演俳優たちの演技のおかげで、『広場』の世界観にさらに深く没入することができました。

 

正直に言うと、私は血生臭いノワールアクションというジャンルを好んで観る方ではありません。ただ俳優チュ・ヨンウが出るという理由だけで『広場』を見始めました。

しかし、予想に反してすっきりとスピーディーな展開に魅了され、出番は少ないだろうと思っていたチュ・ヨンウが、意外にも物語の重要な鍵を握る人物として活躍する姿を見て、時間を忘れるほど楽しく鑑賞しました。

俳優たちの好演と痛快なアクション、そして興味深いストーリーを求めているなら、Netflix『広場』を強くお勧めします!

次回は、ドラマ『広場』の原作とドラマの違い、そして海外の反応についてお届けします。