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なぜ世界6位?Kカルチャーファン必見!国立中央博物館で体験する韓国の真髄

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K-POPやK-ドラマ、K-ビューティーといった言葉は、日本の皆さんにもすっかりお馴染みでしょう。しかし、いま世界中で予想外の新たなスターが注目を集めているのをご存じでしょうか? それは韓国・ソウルの国立中央博物館(National Museum of Korea)です。

単なる遺物の保管場所ではなく、国立中央博物館は今や年間数百万人が訪れる世界トップクラスの人気を誇るダイナミックな文化ハブへと変貌しました。

世界第6位!2023年の来館者数ランキング

順位 博物館名 都市・国 来館者数(人)
1 ルーヴル美術館 フランス・パリ 8,860,000
2 バチカン美術館 バチカン市国 6,765,000
3 大英博物館 イギリス・ロンドン 5,821,000
4 メトロポリタン美術館 アメリカ・ニューヨーク 5,364,000
5 テート・モダン イギリス・ロンドン 4,742,038
6 国立中央博物館 韓国・ソウル 4,180,285
7 オルセー美術館 フランス・パリ 3,871,498
8 ナショナル・ギャラリー・オブ・アート アメリカ・ワシントンD.C. 3,829,812
9 プラド美術館 スペイン・マドリード 3,337,550
10 エルミタージュ美術館 ロシア・サンクトペテルブルク 3,273,753

国際的な美術専門メディア「The Art Newspaper」によると、2023年、国立中央博物館の年間来館者数はなんと418万人。

これは世界で6番目に多い来館者数であり、アジアでは堂々の1位を記録しました。これは2014年の353万人を大きく上回る、博物館史上最高の記録です。

特に、英国ナショナル・ギャラリー所蔵の名画展『巨匠の視線』は、約36万人を動員し、博物館の人気をけん引。海外の美術メディアでも「韓国の博物館が予想外の成長を見せている」と取り上げられるなど、世界の伝統文化への関心の広がりを象徴する動きといえるでしょう。

📝日本の美術館も好きな方には、この成長ぶりはかなり興味深いのでは?

外国人観覧客が急増!

<出典:韓国観光公社>

2024年上半期には外国人観覧客が95,000人に達し、前年比35%、2019年比ではなんと56%も増加。全体来館者数がやや減少する中で、外国人観覧客の増加が際立ちました。

さらに2025年上半期には、龍山(ヨンサン)新館オープン(2005年)以来最多となる270万人の来館者を記録。

これは前年同期比で64%増という驚異的な伸びで、Kカルチャーへの世界的関心と国際旅行の再開が相まって、韓国文化観光の新たな指標となりつつあります。

✈️ 韓国旅行を考えている方、次の渡韓では「博物館」が新たな注目スポットかも?

なぜ今、国立中央博物館なのか? 外国人の注目ポイント

1.セレブ効果:BTS・RMの訪問が話題に

BTSのRMが特別展『新しき国 新しき美術:朝鮮前期の美術』を観覧し、イ・アムの『花下狗子図』をインスタグラムに投稿したことで、海外ファンの間でも話題に。

<新しい国 新しい美術:朝鮮前期美術展>

会場:国立中央博物館 特別展示室1

会期:2025年6月1日〜8月31日

観覧時間:

  • 月・火・木・金・日:10:00〜18:00
  • 水・土:10:00〜21:00

観覧料:

  • 大人:8,000ウォン
  • 学生:6,000ウォン
  • 子ども:4,000ウォン

RMのSNS投稿は、広告費ゼロで高い効果を生んだ有機的インフルエンサーマーケティングの好例。

真の文化アイコンによる参加は、国際的な若い世代の支持を得る強力な手段となっています。

💬 RMの投稿は、日本のARMYにも大きな話題になりましたよね!

2. ネットフリックス×博物館:『K-POP DEMON HUNTERS』と"ミュッズ"現象

<出典:国立中央博物館>

Netflixアニメ『K-POP DEMON HUNTERS』の影響で、伝統文化アイテムである『鵲虎図(ジャコド)』や『カッ(韓国伝統帽子)』が話題に。これにより、

🌟 世界が注目!鵲虎図アイテム

  • 鵲虎図バッジやカッ紐付きボールペンが完売。
  • 鵲虎図バッジは、キャラクター「Duffy」の「非公式グッズ」として海外で人気。
  • 博物館オンラインショップには1日26万人以上が訪問。

2025年上半期の「뮷즈(ミュッズ、英語の “Museum(ミュージアム)” と “Goods(グッズ)” を組み合わせた造語)」の売上は115億ウォン(約13億円)に達し、前年比34%増。

🎁 韓国旅行のお土産に“博物館グッズ”という選択肢が生まれそう!

外国人観覧客に人気の展示・サービス

✅ 展示内容の進化と再編

思惟の間
  • 『思惟の間』(2021年):国宝「半跏思惟像」2点を並べて展示し高評価。
  • 『青磁室』(2022年末リニューアル):高麗青磁の美と技術を伝える常設展示空間として定着。
  • 2024年には古代史展示エリアを全面改編し、朝鮮王朝の記録文化を伝える『外規章目展示室』を新設。
✅ 没入型デジタルコンテンツ

広開土大王陵碑
  • 高さ8mのLEDによる『広開土大王陵碑』
  • 長さ60mのパノラマ映像による『正祖の華城行幸』
  • AI技術を使った『朝鮮時代の肖像画体験』
✅ アクセス・多言語サービス
  • 2024年上半期、英語・日本語・中国語の多言語ガイド実施回数:463回(前年同期比29%増)
  • 多国籍の観覧客に向けた特別プログラム(脱の装飾体験など)も人気
  • 多言語対応ロボット「キュアイ(QAI)」が展示案内や日常会話をサポート
  • 無料入場・事前予約不要・大型ロッカー完備・撮影自由・カフェ&庭園併設など、観光施設としての快適さも高評価

博物館から世界へ:Kカルチャーの拡張と新しいハブ

<出典:国立中央博物館>

国立中央博物館の成長は、単なる観光スポットの成功を超えて、Kカルチャーの新たな中核としての役割を示しています。

今や「K-POP=韓国文化」というステレオタイプを越え、「韓国の美しさ」「精神性」「歴史」にまで世界の関心は広がっています。

博物館側は、アメリカ(ボストン、デンバー)、ドイツ、日本などと大規模な展覧会協力を進めており、これは単なる文化交流を超えてソフトパワーの発信基地としての位置付けを確立しつつあることを意味します。

 

いかがでしたか? ネットフリックスアニメからBTSのRMまで、国立中央博物館の人気の裏には、現代の多様なメディアとKカルチャーの勢いが深く関係していることが分かりましたね。

皆さんも韓国旅行の際には、ぜひ国立中央博物館に立ち寄ってみてはいかがでしょうか? 伝統と革新が融合した、新たな韓国の魅力を発見できるかもしれませんよ。