
※この記事は、放送前の予習用まとめです。気になるところだけ拾い読みでOK。視聴後に戻ってくるためのブックマーク用としてもどうぞ。
こんにちは。今日は、設定が新鮮でありながら、しっかりと心を打つドラマ
『宇宙をあげる』 についてご紹介したいと思います。

日本でも『チアアップ』『九尾の狐とキケンな同居』で高い人気を誇るペ・イニョクと、“Z世代の女神”と呼ばれ『その年、私たちは』で注目を集めたノ・ジョンウィが主演を務め、放送前から期待が高まっています。
特に本作は、tvNが約3年ぶりに水木ドラマ枠を復活させて送り出す第1弾作品という点で、韓国国内では期待感が最高潮に。
日本でも U-NEXTで同時配信予定 とあって、韓国ロマコメ好きの方々の間で話題になっています。
単なる恋愛ドラマにとどまらず、“予期せぬ共同育児”という要素が加わった本作。
その魅力を、ひとつずつ見ていきましょう。
『宇宙をあげる』基本情報
| 原題 | 宇宙をあげる |
|---|---|
| 英題 | Our Universe |
| ジャンル | ロマンティックコメディ/ヒューマン/成長 |
| 韓国放送 | tvN |
| 日本配信 | U-NEXT |
| 話数 | 全12話 |
| 初回放送 | 2026年2月4日 |
| 演出 | イ・ヒョンソク、チョン・ヨジン |
| 脚本 | スジン、シン・イヒョン、チョン・ユリ |
| 出演 | ペ・イニョク、ノ・ジョンウィ、パク・ソハム ほか |
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💡チェックポイント|タイトルに込められた二重の意味
タイトルの『宇宙をあげる』に登場する「宇宙(ウジュ)」は、 劇中では赤ちゃんの名前であると同時に、 韓国語では「私のすべての世界(My Universe)」を意味します。 子どもを“押し付け合う”ような悲劇的な状況から始まり、 やがて互いが互いの「世界」になっていく—— そんなロマンティックな変化を内包した、見事なダブルミーニングのタイトルです。 “押し付け”だった言葉が、 いつの間にか“愛の告白”へと変わっていく過程を見守ることも、 本作を楽しむ大きな醍醐味と言えるでしょう。 |
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『宇宙をあげる』あらすじ

兄と姉を突然の事故で亡くし、ひとり残された赤ちゃん・ウジュ。
血のつながりはないものの、“姻戚”という不思議な縁で結ばれたテヒョンとヒョンジンは、ウジュのために同じ屋根の下で暮らし始めます。
完璧主義で不器用なテヒョンと、生活力抜群で現実主義なヒョンジン。
性格も価値観も正反対の二人が、“育児”という大きな壁を越えながら、少しずつ互いの欠けた部分を補い合っていく姿が温かく描かれます。
制作発表会で、キャストたちが口を揃えて語った現場のエナジャイザー—— それが、赤ちゃん・ウジュ役のパク・ユホ君でした。
「ユホが突然、僕の頬にキスしてくれた瞬間、世界を手に入れた気分だった」 と語り、すでに“甥バカ”ぶりを発揮。
演技なのか現実なのか分からなくなるほどの、 俳優陣のリアルな育児パニックシーンも、本作ならではの魅力です。
『宇宙をあげる』登場人物紹介
ウジュ(パク・ユホ)

テヒョンとヒョンジンにとって、かけがえのない唯一の甥。無垢で無害な存在でありながら、周囲の大人たちの人生を大きく揺さぶる“物語の中心軸”。
「ウジュは現場のエンドルフィンだった。最初は自由に動き回る子どもをどうケアするか不安も多かったが、 俳優たちがすべて理解し、歩調を合わせてくれたことに感謝している。 ウジュが現れるだけで、現場全体が幸せなウイルスに感染した」
と語り、作品全体に流れる温かな空気とともに、 本編への期待を高めました。
ソン・テヒョン(ペ・イニョク)

28歳の写真家アシスタント。自由奔放な外見とは裏腹に、甥への強い責任感を秘めた人物。
と語り、これまでの“模範的青年”イメージとは異なる ツンデレな魅力を予告しています。
ウ・ヒョンジン(ノ・ジョンウィ)

芯が強く、必死に生きる契約社員。家族のために全力で生きる中、ウジュとの共同育児を通してテヒョンと深い絆を築いていきます。
と語り、二人の相性にも期待が高まります。
パク・ユンソン(パク・ソハム)

食品会社最年少課長。有能でリーダーシップがありながら、内面は優しく責任感の強い人物。
「脚本を読んだ瞬間、あまりにも愛おしい物語で、 ぜひ参加したかった」
と語っています。
と振り返り、彼が物語にどんな緊張感をもたらすのか、 注目が集まります。
『宇宙をあげる』企画意図

本作は“共同育児”を軸に、現代社会における家族の形の変化を、現実的かつ温かく描くことを目的としています。
血縁に縛られない家族関係、育児を通して生まれる葛藤と和解、そして成長。意図せず“姻戚”関係となった男女が、20ヶ月の甥を共に育てるという設定は、個人主義が進む現代社会において、家族の役割と責任を問いかけます。
チョン・ヨジン監督は本作を「絶滅危惧種のような“優しい愛のファンタジー”」と表現しています。
「関係が細分化された今の時代、血のつながらない人々が、たった一人の子どものために家族になっていく姿はファンタジーのように見えるかもしれません。
でも、その中で芽生える人類愛こそが、今、私たちに最も必要な癒しだと思いました。」
『宇宙をあげる』見どころ
1. 嫌悪関係(犬猿の仲)から、濃密なロマンスへ

『宇宙をあげる』は、「サドン(사돈, 姻戚)」という特殊な関係性から始まる嫌悪と衝突を土台に、少しずつ深く、確かなロマンスへと変化していく過程を丁寧に描いた作品です。
ノ・ジョンウィは、ペ・イニョクとの演技の呼吸について,
「最初の撮影では、目が合うだけで噛みつくような演技をしなければならなかったのですが、実際は笑いをこらえるのが本当に大変でした」
と語り、序盤の“嫌関係(ヒョムグァン)”演技の裏話を明かしました。

これに対しペ・イニョクは、
「テヒョンにとってヒョンジンは、人生に突然現れた招かれざる客のような存在でした。でも“育児”という戦場で戦友のような時間を重ねるうちに、いつの間にかビールを一緒に飲みたくなる、たった一人の存在になっていたんです」
と、二人の関係性の変化を説明しています。
反発から始まり、共に責任を背負うことで芽生える信頼と感情。その自然なグラデーションこそが、本作のロマンスを特別なものにしています。
2.ペ・イニョクの演技変身

これまでペ・イニョクが『烈女パク氏 契約結婚伝』や『チェックイン漢陽(ハニャン)』など、時代劇と現代劇を行き来しながら見せてきたのは、「見上げたくなる完璧な青年像」でした。
しかしこのドラマのソン・テヒョンは、「隣で一緒に悩み、成長していく現実的な若者」です。彼は、
「初めてオムツ替えのシーンを撮影した時、本当に滝のように汗をかきました。その時、監督から『イニョク、今のその戸惑った表情こそが本物のテヒョンだ』と言われたんです」
と振り返っています。さらに、
「“かっこよく見せること”を手放して、子どもの目線に立ち、いちばん正直な表情をすることを学びました」
と語り、俳優人生における新たな章の始まりを予感させました。
3.パク・ソハムの合流で完成するビジュアルラインと三角関係の緊張感

『セマンティックエラー』で注目を集めたパク・ソハムが、ウ・ヒョンジンの初恋相手パク・ユンソン役として合流。
ペ・イニョクと並ぶことで、圧倒的なビジュアルラインとともに、物語に緊張感をもたらします。彼は、
「ヒョンジンを挟んでテヒョンと対立するたびに、なぜか妙な対抗心が芽生えました」
と語り、現場を和ませました。
一方ノ・ジョンウィは、
「お二人とも背が高すぎて、その間に立つと守られているような気持ちになる反面、二人の静かな火花がすごくて、撮影現場は本当に熱気に包まれていました」
と証言しています。
パク・ソハムの存在感が、ロマンスと緊張のバランスをどのように保っていくのかも、大きな見どころです。
4.赤ちゃん“ウジュ”がもたらす癒しと家族ドラマの感動

劇中、20か月の赤ちゃん“ウジュ”は、天真爛漫な表情と予測不能な行動で、作品に圧倒的な生命力を吹き込んでいます。イ・ヒョンソク監督は、
「ウジュは現場でいちばん“年上”の存在でした。ウジュが笑えば全員が笑い、泣けばみんな息を潜めたほどです」
と、子役への深い愛情を語りました。ノ・ジョンウィも、
「撮影の終盤、ユホ(ウジュ役)が私を“ママ”ではなく、キャラクターの名前で『ジニ!』と呼んでくれた瞬間、本当に胸がいっぱいになりました」
と目を潤ませています。
育児に不器用な若者たちが、共同で責任を背負いながら“親”へと成長していく物語は、日本のファミリードラマファンにとっても、深い余韻を残すはずです。
期待と不安のあいだで

斬新な設定への期待と同時に、物語の進行に対する慎重な視線も存在します。
ウジュが単なる“恋愛装置”にならないか
理想化された育児描写に終始しないか
“姻戚ロマンス”という繊細な題材をどう説得力を持って描くか
若い俳優陣が“保護者としての重み”をどこまで表現できるか
これらのポイントをどれだけ丁寧に描き切れるかが、本作の評価を大きく左右するでしょう。
📝まとめ

『宇宙をあげる』 は、血縁を超えた関係の再定義を通して、見知らぬ人々が「家族」になっていく過程を温かく描く作品です。
ペ・イニョクの演技変身、ノ・ジョンウィとパク・ソハムの安定した存在感、そして赤ちゃんウジュがもたらす無垢な癒しが、日常にやさしい余韻を残します。
一方で、物語が進むにつれて描かれる育児のリアリティや、繊細な関係性がどこまで丁寧に掘り下げられるのかも注目したいところです。
2026年2月4日放送開始。日本では U-NEXTで同時配信予定。
視聴後にまた振り返りたくなるような作品になるのか、静かに見届けたいと思います。