チンチャそれな?~K trende~のブログ

K-POP、ドラマを含め韓国全体的なトレンドを発信しているブログです。

韓国の対人関係における呼称

三行要約

1.韓国は初対面から個人的な質問をしてもOK!

2.その理由は、お姉さんまたはお兄さんなどの呼称を決めるため。

3.親世代には絶対に名前だけでなく、お姉さん・お兄さんなどの呼称は使わないこと

韓国人、日本は「近いけど遠い国」

韓国人は日本について話すとき、「近いけど遠い国」と言う場合が多いです。

「近いけど遠い国」という意味は、地理的には近いけれど、歴史や政治など様々な環境によって多くの摩擦が起こるしかないという意味です。これには「文化の違い」も含まれます。

私も日本に来てすぐに感じたのは、村の様子は韓国と似ていますが、文化では多くの違いを感じ、苦労したことがあります。

日本人によて、名前で呼ばれる意味は何?

最近、結婚した知人(日本人)と会って楽しい時間を過ごしました。その時のエピソードです。

その知人は義母を名前で呼ぶという話が出てきました。

日本のアニメやドラマ・映画などで、親の名前を呼ぶシーンは見たことがありますが、本当に親を名前で呼ぶ人を会ったのははじめだったので驚きました。

なぜかというと韓国では絶対にありえないことだからです(知人は逆にこれに驚きましたけど…笑)

そしてこのエピソードで分かったのが、日本人にとって、相手の呼称をどう呼ぶかで「親密さの尺度」を表すということでした。そして、親しくなりたい時は「○○(名前)で呼んでもいいですか」と聞くということでした。

つまり、その知人は義母を名前で呼ぶことで、とても仲が良いことを私に教えてくれたのです。

ただ、文化の違いで私が驚いただけなのですが...笑。

なせ、韓国人は初対面から個人的な質問をするのか?

では、韓国人と仲良くなりたいときはどうすればいいのでしょうか?これは実際に知人から聞かれた質問です。

韓国では初対面から相手の名前、年齢、お住まい、兄弟・姉妹の有無など、「人的事項」を把握するのが一般的です。

しかし、日本は違いますね。初対面から個人的なことを聞くのは失礼だと思います。最近のMZ世代はどうなのかはわかりませんが…。

私が気を遣いすぎたのかもしれませんが、今まで日本人に初めて会ったときに名前以外を尋ねたことがなかったような気がします。

仲良くなってから、年齢やお住まいくらいしか聞かないし、話の途中で出てこない限り深くは尋ねないです。

しかし、韓国は違います。少なくとも年齢・お住まいは必ず尋ねます。

ではなぜ、韓国では初対面で必ず年齢を聞くのでしょうか?

その理由は、「呼称」のためです。韓国ドラマや映画などを一度は見たことのある方は、「언니(オンニ), 오빠(オッパ)」「누나(ヌナ), 형(ヒョン)」などを一度は聞いたことがあるはずです。

これはお姉さん、お兄さんという意味で、日本では兄弟・姉妹の間で呼ばれる呼称ですが、韓国では兄弟・姉妹だけでなく一般的に使われる呼称語です。自分より年上の相手を呼ぶときに使われます。

名前より「언니(オンニ)」「오빠(オッパ)」などと呼ぶのが良い

언니(オンニ), 오빠(オッパ)」「누나(ヌナ), 형(ヒョン)」は男性と女性で呼び方が異なります。

なぜこの呼称を教えるかというと、

仲良くなりたい人がいたら「オンニと呼んでもいいですか」「ヒョンと呼んでもいいですか」と聞けばいいからです。

オンニ、オッパ、ヌナ、ヒョンと呼ぶのは「私と親しい」ということを表する手段です。

また、年下の人と仲良くなりたい場合は、日本と同じく「名前で呼んでもいいですか?」と聞けばOKです。

なので韓国人は初対面から年齢を必ず尋ねるのです。

ご両親の年齢代はNG

しかし、オンニ、オッパは、年齢差が10歳前後のときによく使われます。

先ほど知人の話をしましたが、両親の世代を呼ぶときはNGです。

義母や義父を呼ぶときは、「님(ニム/様)」を付けて「어머님(オモニム/お母様)」「아버님(アボニム/お父様)」と呼びます。特に義父は必ず「アボニム」と呼びますね。

義母の場合は親しみやすさの度合いに応じて「어머니(オモニ/お母さん)」または、あまりないけれど「엄마(オンマ/ママ)」と呼ぶ人もいます(私の母はおばあさんをオンマと呼んでいました)

これは友たちの両親にも当てはまります。親友の家に遊びに行ったときに、「オモニ、遊びに来ましたよ」と挨拶すればOKです。

 

私が経験したエピソードからここまで話が長くなってしまいました。日本に住んで10年以上経ちますが、まだまだ知らない日本の生活習慣、文化などがたくさんあることを知りましたね。