2023年、韓国だけではなく日本でもタンフールーが大人気でしたね。
でも今年に入ってからが韓国ではタンフールーの人気は落ちていると言われています。
その代わりにあるアイスクリームの人気が急上昇し話題になっているそうです。
そのアイスクリームは「ヨーグルトアイスクリーム」!
単純なヨーグルトアイスクリームではなく、ハチミツやお菓子、色んなフルーツなどをトッピングして食べる「YOGURT WORD」のアイスクリームが大人気です。
「タンフールー」1日平均2店舗廃業中
2023年代表的なデザートだった「タンフールー」の人気は、恐ろしく下がっています。
6月24日、行政安全部の地方行政許認可データ公開の統計分析によると、4月から6月まで廃業した売店は127店舗。
タンフールーフランチャイズの中で1位だった「タルコムワンガタンフールー」は、昨年11月に500号店をオープンしましたが、現在店舗数はむしろ490店舗に減少しています。
全国のタンフールー加盟店を対象としたBCカードのデータ分析も同様で、2023年9月に高値をつけた後、徐々に下降傾向にあり、今年4月の売上高指数は3月よりも27%低下したと発表しました。
多様なヨーグルトアイスクリームフランチャイズ活躍中
タンフールーの人気が冷める中、その代わりにヨーグルトアイスクリームが人気を集めています。
ヨーグルトアイスクリームをベースにした「ヨーグルトアイスクリームの定番(요거트 아이스크림의 정석)」、省略で「ヨアチョン(요아정)」と呼ばれているこのヨーグルトアイスクリームフランチャイズは、昨年166店舗でしたが今年6月現在、298店舗に急増しました。(出典: 公正委員会加盟事業情報提供システム)
デザートカフェフランチャイズの「ヨーグルトワールド(YOGURT WORD)」は、新しいヨーグルトアイスクリームメニューを続くと開発しています。
5月には低糖質ヨーグルトアイスクリームを発表して大きな人気を博し、最近では今年限定メニューである「超糖とうもろこし」ヨーグルトアイスクリームを発表し、アイスクリームが好きの人々の期待を集めています。
ちなみに「超糖とうもろこし」とは、とうもろこしの品種の一つで、とうもろこしの中で最も糖度が高い品種であり、夏の韓国女性に人気のデザートとされています。
ヨーグルトアイスクリームの人気理由
では、なぜ突然ヨーグルトアイスクリームが人気を博したのでしょうか?単に天気が暑くなったからですからね。
(1)SNS写真でぴったり
現在、流行っているヨーグルトアイスクリームは、プレーンヨーグルトをベースにフルーツやシリアル、チョコレートで甘さを加えたデザートです。
つまり、白いアイスクリームをベースに、色とりどりのフルーツやシリアルなどをトッピングして、きれいな写真が撮れるという話です。
MZ世代にとって、「SNS=人生」と言っても過言ではありません。そしてヨーグルトアイスクリームはきれいな写真が撮れる素材として最適です。なのでヨーグルトアイスクリームはSNSで一気に話題になりました。
(2)デザートも健康的に!
さらに、現在韓国では「ビーガンデザート」が流行っていて、「健康」も欠かせないですよね。
ヨーグルトアイスクリームはプレーンヨーグルトをベースにしているため、タンフールーよりも甘さは控えめです。しかし、これが人気の要因となりました。
実は、タンフールーは極端な甘さで人気を博したデザートで、それに対する心配の声が大きかったからです。
そして、 ヨーグルトは乳酸菌で作るものなので、腸の健康に良く、たんぱく質やカルシウムが豊富で、カロリーが低いので人気があるデザートです。 そのためここ数年、韓国ではヨーグルトアイスクリームが上昇していました。ちなみにヨーグルトアイスクリームの代表的なブランド「ヨアチョン」の場合、純粋な乳酸菌だけで作ったヨーグルトを使ってアイスクリームを作るそうです。
(3)自分だけのアイスクリームを作ろう!
ヨーグルトアイスクリームは色々なトッピングを乗せて食べるものですね。なので自分の好きなトッピングを選んで、自分だけのアイスクリームを作ることができます。それはヨーグルトアイスクリームの専門店も同じです。
そして、自宅でもヨーグルトと冷凍フルーツやナッツがあれば、よりヘルシーなアイスクリームが作れるのが大きなメリットです。
梅雨だというのに、最近はとても暑い日が続いています。 そのためか、アイスクリームがさらに話題になっているようですね。